タスク管理とインセンティブの仕組みの考察

こんにちは。ZOAMONです。

今回は、開発チーム内でタスク管理をするにおいて、タスクに対してどうインセンティブを持たせるか、考えてみたいと思います。

まだ実践した内容ではないので、雑多に考えを書いていくだけですのであしからず。

タスク管理のジレンマ

タスク管理には、いくつかのジレンマがあると考えています。例えば、タスク管理を細かくしすぎるとチームメンバーの主体性が失われてしまう。任せすぎると、タスクの消化対象やタスクの消化方法が個別最適化されてしまい、全体としてベストな仕事の方法でなくなってしまう、など。他にも課題はあると思います。

そんな中、僕がTeam Memberにタスクをこなしてもらうにあたって、求めるのは以下のようなところです。

  • 実装方法については合意を取ってほしい
  • 他チームに確認を取るべきポイントについてはさっさと投げて欲しい
  • 可能な限り早くタスクを完了してほしい
  • 無駄なマルチタスクは避けてほしい
  • 一定の期間でより多くのタスクをこなしてほしい

特に、スピード感を持ってタスクをこなしてもらいたい、というのはよくある話でManagerとしての役職を持っている人はみんな思っていることだと思います。でも、Manager側から早くしろと急かすのではなくて、各Memberが主体性を持ってスピード感を持って進めてもらいたいと思うことってありますよね。

しかし、現実はそう甘くなく、なかなか思ったとおりにスピード感を持って進めてもらうことができないケースがほとんどだと思います。。。

もっと頑張ってほしいと思っていても、期待した頑張りに見合って成果を出してくるMemberなんてかなり少数なのかなと思います。

Memberが期待した成果を出してくれない原因

Team Memberが期待位以上の成果を出してくれない原因は、なんでしょうか?

私は結局は「頑張る理由がないから」だと思います。私自身が成果を出すときは、必ず理由がありました。

  • ここで成果を出せば会社での地位を確立できる
  • フリーでの案件ではこの案件をこなすと次の案件の話があるのが見込める
  • 自分が責任を持っている立場であるので、責任を持って仕事をせざるを得ない。成果を出さざるを得ない。

逆に、Team Memberで、特に自分が上の立場にいるとき、彼らには頑張る理由がないのかもしれません。

  • 頑張っても上に人がいるので昇進する見込みがない
  • 責任を取る立場でないので、手を抜いても構わない
  • 手を抜いてもクビになるということはまずないので、特段頑張ろうという意識はない

もっと言えば、本来人間はナマケモノな性質を持っている(私自身が理由ないと本当に何もしない)ので、頑張るための理由付け(動機づけ)は本当に大事なんだなとつくづく感じているところであります。

頑張るための理由付け(インセンティブ)設計

では、頑張るための理由がないなら、理由を作って頑張ってもらいましょう、ということですね。

別の言い方をすると、どこまで・何を頑張って欲しいのかを明確にして、「ここまで期待している」というのを言語化して共有してあげるということです。

(それでついてこれない人は、まあ、仕方ないのかもしれないというところも含めて)

再掲ですが、私が期待していることは、以下のような内容でした。

  • 実装方法については合意を取ってほしい
  • 他チームに確認を取るべきポイントについてはさっさと投げて欲しい
  • 可能な限り早くタスクを完了してほしい
  • 無駄なマルチタスクは避けてほしい
  • 一定の期間でより多くのタスクをこなしてほしい

各々のチームの性質や状況によって、期待していることは考え直すべきですし、それに沿ったインセンティブ設計があるべきだとは思いますので、インセンティブ設計やタスク管理の方法は、それぞれカスタマイズされるべきなのかなと思っています。

ここで、インセンティブ設計においては3通りのパターンがあると思います。

  • 加点方式
  • 減点方式
  • 加点・減点混合型

ただ、全体としては混合型がいいのかなと思っています。評価したい内容に沿って、評価したいものがプラスでしてほしいものであれば加点、そもそも避けてほしい内容であれば、減点方式で設計してあげるといいのかなと思っています。

プラスで期待したいものばかりでもないでしょうし、避けてほしい内容(私の場合であればマルチタスク)については、どうしてもせざるを得ない状況になってしまう可能性も大いにありますので、そうせざるを得なかったときにでも加点で救済できるようにしなければならないと思います。

ですので、私の場合は以下のような感じになるかなと思います。

  • 実装方法については合意を取ってほしい → 減点要素
  • 他チームに確認を取るべきポイントについてはさっさと投げて欲しい → 加点要素
  • 可能な限り早くタスクを完了してほしい → 加点と減点要素(一定の基準日より早いなら加点、遅いなら減点)
  • 無駄なマルチタスクは避けてほしい → 減点要素
  • 一定の期間でより多くのタスクをこなしてほしい → 加点要素(0個消化なら0点)

まとめ

とりとめのない話になってしまいましたが、今回の話は以下の内容です。

  1. Team Memberはインセンティブを設計してあげないと期待通りには動けない
  2. 期待する・動いてほしい内容に沿ってインセンティブ設計はするべき
  3. インセンティブ設計の基準は加点要素と減点要素を混ぜることで、逃げ道を用意してあげる

ここまで読んでくださりありがとうございました!

また次回の更新をお楽しみにー!

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